「ね、ね、シリウス、見て見て!」

「なんだよ、うっせーな」

「ほら!じゃん!!」

「・・・あ?ああ、答案用紙・・・?」

「89点!89点だよ!!魔法史で!!このあたしが!!」

「オレは満点だけどな」

「知ってるわ!嫌がらせか!!そうじゃなくて、ほらぁ・・・」

「てめーオレが教えたくせに89点かよ」

「普段40点以下なんだよ!?褒めろよ!!」

「なに?褒めてほしいの、お前」

「うん」

「やだね」

「素直に褒めろよ!」

「なんで命令してんだよ!!」

「褒めろよ。」

「真顔かよ!」

「褒めてください。」

「必死かよ!!」

「ねーえーったらー褒めてよー」

「うぜえ。」

「いいよもうシリウスのばーかばーか、嫌いだー」

「・・・、ああそうかよ、」

「え ちょっとシリウス?シリウス、って、ば、え 」




















意地悪で素直じゃなく

それでいて甘い、

(ああもう、だからすきなの!)










090824