「・・・えっと。ユウナちゃん?」 「あ、はいっ!」 うわ、やっば。なにこの子めっちゃ可愛い。 「キルアと双子ってのも大変だね」 「そんなことないよ!楽しいもん、毎日」 てかもう慣れたし。そう続けるユウナちゃんはかわいらしく笑った。あのゾルディック家にこんな子がいるって世間には知られているんだろうか。いや知られてないだろうな。知られてたら世の変態という変態が殺到しそうだ。変態ピエロが非常にいい例だ。あ、でも、そもそもあの無表情兄貴が黙っていないか。 「でも、ミオトさんってこんなトコ住んでるんだね」 「ん?ころころ住む場所は変わるけどね。まぁ今はここ、かな」 「女の子の家にしては殺風景?」 「ああ、そうかも。必要最低限しか備えてないから」 ユウナちゃんにせがまれうちに招待することになり、結局、彼女は今あたしの目の前に座っている。ちなみにキルアとかゴンはお断りした。たまには女の子だけってのもいいもんだ。そして言われたのはそんな言葉で、確かに、我が家は本気で女の子らしさのかけらもない。機能性が一番だし宿もころころ変わるから無駄なものはほとんど無い。ユウナちゃんはさぞかし女の子らしい部屋に住んでるんだろうな。そう言うと、真剣な瞳が返ってきた。 「ない。それはない。だってゾルディックだよ。アレが双子でアレらが兄弟だよ。無理」 「・・・・・・・・・・そっか・・・」 拷問器具がオモチャだったとかそういうことかな?思ったけどあえて訊かずにあたしはそそっとユウナちゃんに紅茶をすすめた。イチゴの紅茶なんてかわいらしいもの、貰いものだけどよく残ってたと思う。他の紅茶なら既になくなってる。・・・イチゴは飲まないからなあ・・・。ユウナちゃんはぱぁっと嬉しそうな顔をしながらカップに口をつけた。うん、美味しいらしい。よしよし。 「ああ、そうだ」 「?」 立ち上がったあたしに不思議そうな目線を投げるユウナちゃんの横を通り、寝室へ。小さな足音が後ろをついてくるのに気を配りながら、ベッドサイドの棚を開いた。確かこの辺に放置してあったような気がする。 「あ。クラピカ」 「っはあ!?」 ユウナちゃんのそんな言葉に思わず突拍子もない声を出して、その方向を振り向いた。彼女の立つ壁に貼ってあるのは何枚かの写真で。もちろんクラピカもいるけれどもキルアもユウナちゃん本人も、ゴンもレオリオだって映ってる。思わず跳ねた心臓をなだめながら、あたしは棚の中をあさる作業に戻る。・・・・・・・いろいろしまっておいてほんとによかった。 「なにしてるの?」 「んー?ちょっと待って・・・あぁ、あった。コレコレ」 ちょっとボロッと箱はよれてるけど、中身はマトモなはずだ。そのままあたしはその抱えるほどもあるそれをユウナちゃんに手渡す。不思議そうに彼女は箱を開いた。中から出てきたのは。 「テディ・ベア・・・!」 前に仕事の延長で手に入れたものだ。こんな乙女チックなもの、どうも趣味に合わなくて。かなり新しく綺麗だから、売ってしまおうと思ったけれど、なんだかんだ忘れてた。きらきらと顔を輝かせ始めたユウナちゃんに笑う。 「あげるよ。1コくらい普通の女の子みたいなモノ、持っててもバチは当たらないでしょ」 「いいの・・・!?」 「ん。どーせ売られる運命にあったから、貰ってあげて」 「ありがとう!!」 嬉しそうに笑ってベアを抱きしめたユウナちゃんは、本当に年相応の普通の女の子のようで。キルアもそうだけれど、この2人はあれだけ稀有な才能を持っていて、でも本当にまだまだ子供なんだろう。そう思うとほんの少しだけ、保護者みたいな心境になった。ポジションはやっぱり姉か?・・・・・・いや、遠慮しとこう。 Teddy...
(ところでソレ、夜になると徘徊するらしいから気をつけてね) (うん!・・・・・・って、えええ!?) (気になるならこの箱もセットであげるよ) (・・・・・・・オフダが貼ってある・・・・・・) 091227 ハピバ夢お礼です・・・! 猛スピードで書きあげた&勝手にお子様をお借りした(え)のですが 受け取って頂けると幸いです>< ていうかユウナちゃん可愛いな!!← 名前変換つけてないです。これ夢じゃないし(お前) リクもまだ書きあげてな(ry げふげふ! むしろそっちを優先すべき・・・す、すみませ・・・ とにかくお礼を・・・!の一心で書き上げました。 女の子同士で仲良いと嬉しいですね!なかよしなおんなのこ可愛い!(黙れ) 恋バナとかしてればいいと思う。ミオトはイルミと付き合ってたこととか必死で隠してそうです。しかし結局バレてそう。 あと、オフダとお礼が掛け言葉みたいになってしまいましたがただの偶然です。笑 オヤジギャグじゃないです。信じてください笑 ほんとにありがとうございましたー!! |